成子幼稚園の送迎に関して、特徴の一つと言えるのが固定されたバスコースがない、ということでしょう。
固定されたコースや運行ルート上の乗降ポイント(いわゆるバス停的なもの)を設定せず、年度ごとに送迎方面別のルートを作り直し、バスが通れる限り園児の自宅前まで送迎するからです。
成子幼稚園の送迎バスの運行には、GPSで位置情報を把握するバスキャッチシステムを採用しています。
道路状況によって到着時刻が前後することがあっても、その日の到着時刻をシステムが予測し、あらかじめご自分で設定していただいたタイミングでメールが送信されます。
メールを受信してから外に出るまでの時間を自分で決められるため、間に合わないことも、逆にずっと外で待ち続けることもありません。
子どもたちを全員降ろした後、バスに乗車していた職員と運転手で車内の確認をする、ダブルチェック体制をとっています。義務化された安全装置は全バスに設置済みです。
また、万が一の時のため、子どもたちにクラクションの場所や押し方等を伝える訓練も実施しています。
バスの側面には動物や恐竜が走るイラストが描かれています。この絵はイラストレーターの小林たつよし氏によるもので、園舎のシャッターにも氏によるオリジナルイラストが描かれています。
また、かつて流行した、バスがバス以外のものに見えるような改造や外装加工は安全運転の妨げになるとの考えから採用していません。